夜泣きは鉄不足が原因?赤ちゃんの鉄分対策と離乳食での取り入れ方

夜泣きは鉄不足が原因?赤ちゃんの鉄分対策と離乳食での取り入れ方

離乳食がはじまる生後5~6ヵ月ごろ、

  • なんだか最近、寝つきが悪くなった
  • 夜泣きが増えた
  • 落ち着きがない

と感じているママもいるのではないでしょうか?

寝かしつけに時間がかかったり、夜泣きが増えたりするのはつらいですよね・・・

もしかすると、その原因は『鉄不足』かもしれません

鉄不足が進むと、鉄欠乏性貧血になる恐れもあります。

夜泣きと鉄不足の関係や、鉄分の補い方を解説しますので、参考にしてくださいね。

 ※正式な呼び方は「鉄」ですが、この記事ではわかりやすく「鉄分」と記載します。
 ここではどちらも同じ意味です。


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鉄不足は夜泣きの原因の一つ

鉄不足と夜泣きが結びつかないと思うママも多いかもしれません。

鉄不足の症状から順を追って説明していきますね。

体内の鉄分が不足することで、体中に酸素が行き渡りにくくなります。

酸素が足りない酸欠状態になると、頭痛やめまいの症状が出たり、気持ちが落ち着かない・イライラするといった精神状態に陥ったりします。

あいか

これは大人でも赤ちゃんでも同じです。

赤ちゃんは言葉で伝えられないので不快症状を泣いて伝えます

グズグズする・癇癪がおきやすいといわれるのは、赤ちゃんが鉄不足を起こしているサインの可能性があるのです。

鉄不足によって不快を感じたり精神を安定させられなくなったりすると、寝つきが悪くなるケースがあります。

また眠いのに寝られないことに泣き続けると、夜泣きになってしまいます。

あいか

寝たいのに寝られない赤ちゃんも、寝てもらえないママも、つらいですよね・・・

では、なぜ赤ちゃんが鉄不足になるのか、解説していきます。

赤ちゃんが鉄不足になる理由

出典:WHO Complementary Feeding

お腹の中にいる間に、赤ちゃんはママから鉄分をもらって生まれてきますが、生後6ヵ月頃には鉄分の貯蓄を使い果たしてしまいます

赤ちゃんは鉄分を補給しないと、鉄分はどんどん減って鉄不足になってしまうのです。

赤ちゃんが鉄不足になる2つの理由について、詳しく解説します。

成長とともに鉄分の貯蓄が減る

あいか

生後すぐの赤ちゃんはママから鉄分をもらっているので、鉄分の貯蓄はたくさん!

でも泣いたりミルクを飲んだり動いたりするエネルギーに、鉄分はどんどん使われていきます。

さらに生まれてから数カ月間の赤ちゃんの成長は著しく、骨や筋肉が作られ身体が大きくなりますよね。身体の成長にも大量の鉄が必要です。

生まれるときに貯めていた鉄分量では足りなくなっていき、生後6カ月頃にはママからもらった鉄分を使い果たしてしまいます。

新たに鉄分を補給しないと、鉄分は減る一方です。

鉄分の摂取量が足りない

鉄分を使い果たしてしまった赤ちゃんは、鉄分を補給しないと鉄不足です。

母乳から鉄分が摂れるのでは?”と思う方もいらっしゃるかもしれません。

残念ながら、母乳にはほとんど鉄分は含まれておらず、離乳食で補給する必要があります。

あいか

離乳食初期って、食べるのはお米や野菜のペーストが主流ですよね?

鉄分が含まれる量はとっても少なく、摂取量が足りません。

生まれてきたときの鉄分の貯蓄がなくなり、食べ物からの摂取量が足りないと鉄不足になってしまいます。

さらに鉄不足が進むと、鉄欠乏性貧血と診断される恐れがあります。

鉄欠乏性貧血:体に必要な鉄分が不足して起こる貧血

赤ちゃんの鉄分が不足すると、どうなるの?

鉄不足が進むと、鉄欠乏症貧血になり、脳の発達や機能にも影響する恐れがあります。

以下のような症状と関係があります。

  • 言語発達
  • 発語の遅れ
  • 注意・運動・認知・行動面の機能低下
  • 睡眠覚醒リズムの乱れ

これらの症状は後から鉄を補充しても改善しない可能性が指摘されています。

症状が出て手遅れになる前に、鉄分を補給してあげましょう。

あいか

ただし鉄分は摂取が難しい栄養素です・・・

バランスの良い食事を心がけ、意識して鉄分を補っていくのがおすすめですが、少し工夫が必要かもしれません。

ここからは推奨されている鉄分摂取量や、鉄分の摂り方のコツを解説します。

鉄分はどのくらい必要?

WHOの資料によると、生後6から8ヵ月の赤ちゃんが必要な鉄分は0.8mgです。

これは吸収した鉄分の量なので、摂取量ではありません。

あいか

食べた分がそのまま吸収されるのではない点に注意が必要です。

食事からの摂取量は3.5mg/日摂れると良いと言われていますが、達成するのはなかなか難しい・・・

参考:ゆでたほうれん草 70gに対して、鉄分量は0.6mg程度
6ヵ月頃の赤ちゃんの食事量が50~60g程度だから、鉄分はぜんぜん足りていない状態

そのため意識して鉄分を摂取する必要があります!

離乳食で鉄分対策をして夜泣きを改善しよう

鉄不足を解消して夜泣きが改善すれば、ママも赤ちゃんもハッピー♡

この章では、2つの鉄分対策を紹介します。

ミルク・フォローアップミルク

ミルクやフォローアップミルクには鉄分が含まれているので、母乳ではなくミルクの赤ちゃんは鉄分を摂取できます

完全母乳のお子さんでも、粉ミルクを1日1回〜足したり、離乳食に混ぜたり、味付けに粉ミルクを使用することで粉ミルクから鉄分摂取が可能です。

あいか

ミルクがゆにしたり、野菜のポタージュにしたりすると、赤ちゃんも食べやすいですよ!

離乳食の進みがゆっくりで食べられる食材が限られている子にも有効です。

補完食

おかゆや野菜の離乳食は鉄分量が少ないので、意識して鉄分が多く含まれる食材をメニューに入れることも大切です。

鉄分は食材や摂り方によっても吸収率が異なるので、少し工夫が必要かもしれません。

一般的にヘム鉄の方が非ヘム鉄より、鉄分の吸収率が良いといわれていて、それぞれの代表的な食材は以下の通り。

ヘム鉄(吸収率が良い)・・・レバー、赤身の肉、赤身の魚
非ヘム鉄・・・ほうれん草、大豆、たまご

あいか

でもレバーや赤身肉を離乳食用に調理したり、赤ちゃんに食べさせるのってハードルが高いですよね。

以下のようなお助けアイテムを使うと、手軽に鉄分摂取が可能です。

鉄分まるごとだし

かつおの血合部分のみを使ったかつお粉。

ヘム鉄が豊富な上に、ミネラルやタンパク質補給にも◎

そのままお粥にふりかけたり、お出汁としても使えます。

あいか

Amazonや楽天でも買えるのでチェックしてみて下さいね!

ふりかけるだけで鉄分補給が叶いますよ!

鉄分まるごとだし

まるごと鶏レバー

あいか

鉄分といえばレバーだけど、下処理や調理の手間を考えると手が出ないママも多いのでは?

まるごと鶏レバーは、鶏レバーを粉末にしてくれているのでお粥やごはんにふりかけるだけ!

スープに混ぜるのもおすすめです。

下処理不要で簡単にレバーの鉄分を補給できる“まるごと鶏レバー”も下記リンクからチェックできます。

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鉄不足対策には、鉄分補給が必須!

バランスのとれた食事を心がけながら、意識して鉄分を摂ることが大切です。

あいか

お子さんや家族の健康のためにも、これらのアイテムを取り入れていきましょう!

まとめ

鉄不足は貧血を引き起こす可能性があり、夜泣きの原因の一つに考えられます。

赤ちゃんが生まれ持った鉄分を使い果たす6ヵ月頃は、離乳食もはじめたばかりで食べられる食材も少なく、特に鉄不足が心配される時期です。

また鉄分は摂取が難しく、食材の選び方や摂り方にも工夫が必要です。

この記事で紹介した鉄分補給アイテム

忙しいママたちにはなるべく負担が少なく簡単に鉄分を補給できるアイテムもありますので、上手に取り入れて鉄不足を解消しましょう。

また、せっかくおやつを食べるなら、鉄分補給ができるものを選ぶのがおすすめです!

下記の記事では、簡単に鉄分補給が叶うおやつを紹介していますので、チェックして鉄分補給の参考にしてくださいね!

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